HDDへのインストール

LiveCDによる起動が確認できたところで、ハードディスクドライブへとインストールをしていきます。
Puppyの場合USBやフラッシュのメモリから使う方法や、Windowsと共存させる方法なども
とることができます。しかしながら、ここではHDDへとフルインストールをする方法のみを
解説していきます。

この方法の場合、現在インストールされているOSやデータはすべて削除する事になります。
例えばデータ領域だけパーティションをきっておいて、そこは温存しておくなどの方法も
とることができますので、必要があれば(かつ出来るのなら)各自の環境にあわせた方法も検討して下さい。

もう一点!
「インストール前にインターネットにつながるかくらいは確認をしておかないと、不安だ。」
という人は、試しにインターネットへの接続だけでも先に実行してみるのも良いと思います。

では始めましょう。ここさえできてしまえば、あとは愛犬との楽しい生活です。

まず、必要なのはパーティションの設定です。
「パーティションって何?」って思っちゃった人は、ちょっとで良いので
下調べをしてきて下さい。


"システム"から”GParted”を起動します。



PuppyをインストールするHDDを選択します。



まずは、既存のパーティションを削除します。データが消えるのでよく考えてからおこなって下さい。
例えば、Windowsのリカバリ領域のパーティションがきってある場合には、それだけは
残しておくこともあるかと思います。
すべて削除したところで、”新規”から新しいパーティションを作成していきます。



まず、はじめに作るのは、Puppyのインストールに使う領域です。ファイルシステムは"ext2"を選びます。
サイズは1GBを割り当てれば十分です。もし、HDD容量が少ない場合は、400MBくらいでもなんとかなります。



次に作るのは、Swap領域です。ファイルシステムは"linux-swap"を選びます。
搭載メモリが少ない(128MBとか)の場合は、400MBくらいは割り当てておいても
良いでしょうが、HDD容量との兼ね合いもあるので、難しいところです。
逆に、メモリが多い(2GBとか)の場合は、おそらくHDDも大容量(とは言っても数十GB)
でしょう。Swap領域をたっぷりととる余裕がありますが、メモリが多ければ
Swap領域を使うことはないでしょうし・・・。
ということで、400MBくらいが安心してPuppyを使う上では妥当かと思います。



残りの領域が、データ保存用の領域となります。ファイルシステムは"ext3"を選びます。



ある程度ゆとりを持ってパーティションをきると、このような分配になります。
私の場合、2GBのHDDに対して、データ領域に1GBもまず使わないので、インストール用の領域をもう少し広めにとっています。



これらの設定を実行します。
"編集"から"すべての操作を適用する"を選んで下さい。



最後に忘れずに、インストール用の領域にbootフラグをたてておきます。
パーティションを右クリックし"フラグの編集"から”boot”にチェックをいれます。
また、パーティション、ファイルシステム、マウントポイント、容量などの項目を
念のためメモしておきます。


ここからが、いよいよインストールになります。
HDDへのインストール2

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